映像 |
説 明 |
撮影場所 |
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高須輪中は、その約1/2の地いきが平きん海面下という土地であり、しかも長良川・揖斐(いび)川の水位が高く、つねにたん水ひ害になやまされてきました。
とくに昭和36年6月のごう雨では本地いき内の80%は約1mたん水し、家おく、田畑にたいへんなひ害をおよぼしました調さの結果、昭和36年6月の実せきこう雨800mmでも地区内の住家および
主要道路を水ぼつさせず、水田のかん水を30cmてい度(かん水時間1日てい度)となるためには、はい水能力は毎秒75立法必要であるということになり、海津町万寿(まんじゅ)新田地先に排水
機場がけんせつされることとなりました。げんざい4つのポンプがかんせいしていて、今の能力で25m、5コースの小学校プールの水を約8秒ほどで、はい水できるそうです。 |
海津町万寿新田 |
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「排水機場の役割(やくわり)」をしめした図です。一番上が「ふつうの日」の輪中のようすです(よこから見た場合のも式図)。真ん中が「(排水機場がない)大雨の日」のようすです。下が「ポンプによる排水(後)」の様子です。この図のように、輪中内に排水機場がなかったら、家や道路、田畑が水にしずんでしまい、たいへんなさい害になります。排水機場があって、安心して住むことができます。 |
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排水機場は、堤防の内側の道路や家が水につからないよう、堤防の内側にたまった水をポンプの力によって堤防の外にはき出すものであることを分かりやすく説明しています。 |
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排水機場のポンプを動かすためのディーゼルエンジン(4号機)と減速機(げんそくき、左側部分)で、なんと1800馬力もあります。燃料は重油です。このエンジンで1つのポンプを動かすと、1秒間にドラム缶(かん)約63本の水を吸(す)うことができます。このエンジンは現在4つあります。 |
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これは、高須輪中排水機場の1号エンジンです。 |
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これは、減速機(げんそくき)です。エンジンの回転(高回転)を少なく伝(つた)えてうまくポンプの回転(低回転)に合わせるためのものです。トルクを上げるために必要(ひつよう)な機械(きかい)です。 |
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500KVAを発電(はつでん)できる600馬力のディーゼルエンジンで動く発電機(き)です。停電(ていでん)の時でも、排水機場にある機械を動かせるように、この発電機が2台そなえられています。 |
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このポンプの内径(ないけい)は230cmもあり、エンジンの力で、1秒間にドラム缶(かん)約63本の水を吸(す)うことができます。このポンプが現在(げんざい)4台あります。4台フル稼働(かどう)すると、25m、5コースの小学校用プールの水を約8秒でからにできるそうです。 |
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高須輪中排水機場に備(そな)えられているポンプの内径(ないけい)は、230cmもあります。小学4年生が2人両手を広げたほどの大きさです。これは、故障(こしょう)のため、交かんしててんじされることになった古いポンプです。 |
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これは、除塵機(じょじんき)といって、洪水時に流木(りゅうぼく)などごみが大量(たいりょう)に流れてくるので、そのごみのためにポンプが故障(こしょう)しないように、ごみを取りのぞくために作られた機械です。流れている川は、大江川です。じょじん機のまわりには、オイルフェンス(通称)がつけられていて、ふだんからごみがポンプに入らないように工夫しています。 |
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これは、じょじん機を上から見た写真です。 |
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大江川の水を揖斐川に出すための国営高須輪中排水機場の排水ひ門です。 |
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