川に囲まれた土地の答え
「海津町ではどんな苦労があったか」についての答え
A:濃尾平野のなかでは、一番土地が低く(海抜0m以下の土地が海津町では半分くらいあります)、木曽川・長良川・いび川がこのあたりに集まってきて、海へ流れているので、大雨がふり続くと、昔は堤防も小さく弱かったので、よく切れて、洪水になったそうです。高須輪中だけで、1600年から1850年の間に41回は堤防が切れて水害にみまわれたそうです。こういう水害の年は、お米もあまりとれず、わずかにとれたものも年ぐにとられたら、食べるものもなくなったそうです。この水害をふせぐために、水害のひ害を少しでもへらすために水屋をつくったり、助命だんをつくったり、上げ舟、上げ仏壇を用意したり、堤防にひなんしたりといろいろな工夫をしてきたそうです。