その他の答え


「輪中でくらしてきた人々の知恵や工夫ですばらしいと思うことはどんなことですか。」についての答え

A:@何よりも、あし原などの低湿地を開たくして広い田を作ったことや、洪水から生命・財産を守るために、土地の周りを堤防で囲んだことです。初めは、「しりなし堤」だったそうですが、それですら、作る知恵はすばらしいと思います。その後は、海水の逆流をふせぐために、下流側にも堤防をめぐらして、「輪中」をつくったことです。
A洪水時の避難(ひなん)場所として、水屋(みずや)や助命壇を(じょめいだん)つくったり、水屋の中に保存食などを用意しておいたり、上げ舟を軒下(のきした)においておいたり、上げ仏壇(ぶつだん)をつくったり、堤防にひなんしたりといろいろな工夫をしてきたことです。
B昔からこの地に住んでいる人は、まずもともと少しでも高い地盤のところに、盛り土して家を建てていること。(石垣を組んで)
C水防組織を自分たちで作って、大水にそなえていたこと。
D水の多い土地で、米が少しでもとれるように考えて堀田を作ったこと。
E川や池の多い土地柄を生かして、堀田での米づくりのほか、魚・うなぎなどをとって生活していた知恵などです。



前のページへ