決壊守護神祭


決壊守護神(けっかいしゅごしん)1

○これは、大垣市多芸島(たぎじま)地内の杭瀬(くいせ)川左岸堤防の上にまつられている決壊守護神(けっかいしゅごしん)です。明治29年9月8日の朝早く、杭瀬川の堤切れとなって、あふれる濁流(だくりゅう)がゴーゴーと鳴(な)り、狂奔乱入(きょうほんらんにゅう)、一面海と化(か)し、田畑家屋敷(でんばたいえやしき)の流失(りゅうしつ)、人畜被害莫大(じんちくひがいじんだい)で、恐怖(きょうふ)のドン底にたたきのめされました。多芸島町ではふたたび洪水にみまわれないように堤防上にほこらを建て、水神さんをまつりました。ほこらは、はじめ木造(もくぞう)でしたが、昭和30年石碑(せきひ)にたてかえられました。  碑の後ろに見える建物は、『ごぐら』とよばれる水防倉庫(すいぼうそうこ)です。(1997年9月8日撮影)


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